放送記者

放送記者

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

カメラマンなどの技術スタッフと共同で報道番組やニュース番組のための取材・報道をする仕事です。取材の原稿をまとめたり、時にはカメラの前に立ち、リポートをすることもあります。
 記者は、政治・警察・経済のほか、沖縄特有の基地問題・観光などのテーマごとに分担されています。一人でいくつものテーマを同時に扱う場合もあります。
 警察、地方自治体などに設置されている記者室や記者クラブなどを取材活動の拠点にします。出入りして情報を得ることができるのは団体加盟社の記者のみです。もちろん自分で特ダネ(スクープ)を見つけ出すことも大切です。

なるには?

四大卒を採用条件にしている放送局が多いようです。基地問題を取り上げることや、外国人を取材する機会もあるため、英語ができると仕事の幅が広がるでしょう。最近では中国語も役立つようです。
 前向きで好奇心旺盛なこと、明るく人と接することができ、体力があることが条件です。人気のある業種のため狭き門のようです。

収入は?

企業や雇用形態で異なりますが、沖縄の平均的なサラリーマンより優遇されているようです。

休みや勤務時間は?

企業によって異なりますが、一日8時間勤務の週休二日制が一般的です。
 しかし、事件や事故の連絡があれば、365日24時間いつでも取材へ向かいます。離島や海外へ行くこともあり、長期休暇が取れないこともあります。

ひとこと

番組の限られた時間の中で、いかに「より速く、より正確に、より新しいもの」を伝えることができるかが記者の腕の見せ所。そのため、今起こっている問題の裏側を、大衆の立場から取材しなければなりません。そのためにも、あらゆることへの興味と多様な視点を持つことが必要です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。