鉄筋工

鉄筋工

建築・土木、電気

どんな仕事?

 鉄筋コンクリートの構造物に使用する鉄筋を加工して、骨組みを造っていく仕事です。
 ビルやマンション、住宅などをはじめ、高速道路や橋、トンネルなど、ほとんどの建築物に鉄筋コンクリートが使用されています。
 鉄筋工の職長(現場の監督)が設計図に基づいて鉄筋の長さや太さ、本数を割り出して図面にし、工場で鉄筋を必要な長さにカットしたり、必要に応じて曲げたりして加工します。
 現場では図面通りに順序よく鉄筋を組み立てます。

なるには?

 鉄筋工事会社などに入るか、個人で鉄筋工事業を営んでいる親方に弟子入りするのが一般的なようです。
 まず、見習いとして職場の先輩や上司の指導を受けて経験を積み、一人前になります。
 経験をもとに現場の職長になったり、独立して個人で仕事をする人もいるようです。
 厚生労働省が実施する「鉄筋施工技能士」の技能検定制度もあり、取得すると仕事の範囲が広がり、キャリアアップに役立ちます。

収入は?

 日給制が多く採用されていますが、月給制や、能力に応じた出来高払いの場合もあります。
 一般的には見習いの場合、日給6000~7000円程度からのスタートで、一人前の鉄筋工で日給一万円~一万5000円位のようです。

休みや勤務時間は?

8時間勤務が一般的で、日曜が休みですが、工期の関係で休日出勤もたまにあるようです。

ひとこと

 重い鉄筋を運ぶため重労働です。屋外の仕事なので、夏場は鉄筋が熱くなり扱いづらくなることもあります。
 しかし、沖縄の構造物の多くに使用されている鉄筋を扱い、建物の基礎を造り、強度を高める重要な役割で、誇りを持てる仕事です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

建設躯体工事従事者
求人平均賃金 273,554円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

鉄筋工
平均賃金 正契/月給181,266円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

鉄筋工
平均賃金 正契/月給170,000円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

建設躯体工事の職業
求人平均賃金 231,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。