医療ソーシャルワーカー

医療ソーシャルワーカー

医療・保健・福祉・介護

どんな仕事?

 病院や介護施設などで、病気やケガ、障害などによる経済的・社会的・心理的な問題や悩みの相談を受け、適切なアドバイスや問題解決の手伝いをするのが医療ソーシャルワーカーの仕事です。
 医療施設の場合、入院・退院に伴う手続き、介護に関する相談、利用できる制度の紹介や調整などを行います。不安の多い長期医療を受ける人や支援を必要とする人と社会福祉の橋渡しをしてくれる心強い存在といえます。
 ちなみに、医療機関によってはソーシャルワーカーとケースワーカーが同意義に使われることもあるようです。

なるには?

特に資格は要りませんが、社会福祉や基本的な医療の知識が求められます。
 通常、専門学校や短大・四大などで福祉を学び、医療機関に就職して医療ソーシャルワーカーになる人が多いようです。国家資格の「社会福祉士」を取得していると就職にかなり有利になります。
 近年は、看護師などの医療従事者が社会福祉士の資格を取得し、ソーシャルワーカーに転職するケースも増えているそうです。

収入は?

 施設規模や病床数、担当地域の有無などで異なります。ほかのコ・メディカル(理学療法士や栄養士、診療放射線技士など)と大差のない給与が一般的なようです。

休みや勤務時間は?

勤める医療機関や介護施設などによって異なります。通常は他部署の職員同様、8時半~17時半の勤務が多いようです。大きな施設や公共医療機関の場合は、週休二日制がほとんどです。

ひとこと

長期入院や退院後の療養は、本人にも介護する方にも大変な不安と経済的・精神的な負担がかかります。その不安・負担を適切なアドバイスで少しでも解消させ、感謝されたときは大きな自信と喜びを感じるそうです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

社会福祉の専門的職業
求人平均賃金 189,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。