洋菓子店(ケーキ屋)

洋菓子店(ケーキ屋)

自営

どんな仕事?

 洋菓子を作りながら従業員に指示・指導を行います。
 経営方針を決め、従業員に周知徹底させることも重要で、地域の客層やターゲットを考慮し、数年先の展開を予想して、業務計画を立てます。
 オリジナル商品を開発・企画する場合は、材料の知識、製菓理論、ラッピングや販売展開など、多くの知識が求められます。
 洋菓子は手土産やギフトとして購入されることが多いので、買いやすさなどを工夫しながら、実際に接客する従業員から意見を集め、商品開発に取り組む姿勢も大切といえます。

なるには?

修行先や修行年数はさまざまで、海外で修行する人、ホテルやフランチャイズの店舗で勉強する人もいます。
 経営に免許制度はありませんが、保健所への届けが必要です。平成十二年より食品衛生責任者の設置が義務づけられているので、資格を自動的に取得できる製菓衛生師の資格を持った方がよいでしょう。

収入は?

店の売り上げにより異なります。損益分岐点を確認し、毎日の売上目標を出し、それを達成できるように努力することが大切です。

休みや勤務時間は?

週休一日がほとんどです。店や季節により異なりますが、7、8時に出勤して19時位までと、ほかの職種と比較すると勤務時間は長く、平均12時間位が一般的です。夏場は早めに終業する所が多いようです。

ひとこと

読谷の紅いも、南風原のかぼちゃのように地域の特産品を使用し特色を出す店や、健康志向を意識して商品作りをする店、小麦・卵などのアレルギーに対応した商品や成分表示など工夫をする店などもあります。
 過去にティラミスやダックワーズ、クッキーシューなどが流行しました。特定の洋菓子が流行すると、さまざまなレシピが氾濫します。流行に惑わされず、本物を見極める力も必要です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

食品店舗販売(弁当・パン・和洋菓子・スナックフード、等)
平均賃金 正契/月給171,800円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。