放送技術者

放送技術者

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

放送技術者の仕事は、番組を制作する「制作技術者」と各家庭へ番組を送り出す「送出技術者」の大きく2つに分かれます。
 番組を制作する「制作技術者」は、カメラ、音声、照明、映像編集、ミキサー(音質や音量の調整)、スイッチャー(カメラや映像の切り替え)など、それぞれを専門に担当します。これらの技術者をまとめるのはテクニカルディレクターと呼ばれる責任者です。
 番組ディレクター(演出責任者)の指示により、取材や編集作業を行います。取材は番組ディレクター、カメラマンと音声担当の最小3名からなるチームで現場へ出向きます。
 「送出技術者」は、出来上がった番組や本土から送られてくる番組を、スケジュールに合わせて電波に乗せ、各家庭へ送り出します。

なるには?

 学歴などは特に問われませんが、理工系の大学や技術系の専門学校で技術を学ぶこともできます。入社して先輩や上司について学び一通りの流れが分かるまで3年はかかるようです。
 人気のある業界なので採用されるのは難しいようですが、放送局だけでなく、番組制作プロダクション、制作会社へ入社するのも一つの道です。

収入は?

企業によって異なりますが、沖縄県内の平均的なサラリーマンより、優遇されているようです。

休みや勤務時間は?

部署によって異なりますが、基本的に一日8時間のシフト制、週休2日制です。
 番組スケジュールに沿って勤務しますが、ディレクターの指示などでスケジュールが変わることもあります。祭りやイベントなどのある時期は忙しくなります。

ひとこと

現場で実際に携わってみないと分からないことがたくさんあります。技術や知識よりも、まずはやる気や興味があることが大切です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。