ペンション・民宿経営

ペンション・民宿経営

自営

どんな仕事?

自宅の一部を使い、食事も提供するタイプや、自炊の貸コテージタイプなどがあり、いずれにしてもベッドメーキングや室内清掃は欠かせない仕事です。
 規模や設備などはホテルや旅館に比べ小規模な所が多く、人とのふれあいを大切にしたアットホームなもてなしが中心になります。洋風の建物・食事であればペンションと呼ばれ、それ以外であれば民宿と言われるようです。

なるには?

宿泊施設なので、法的には「旅館業法」に基づく県知事の許可が必要です。問い合わせ先は開設地域の保健所になります。
 旅館業法施行令で定められた基準を満たす施設も準備しなければなりません。「旅館業営業許可申請書」や「営業施設の構造設備を明らかにする図面」なども必要です。
 条例によって、建築基準法や消防法、風俗営業の規制、業務の適正化などに関する法律、食品衛生法などの基準が定められているため、施設を開設する前に確認することが必要です。

収入は?

規模や設備にもよりますが、収益性はそれほど高くないため、事前に収支計画を慎重に検討してみる必要があります。特に平日と週末、オンシーズンとオフシーズンの差が大きいことに注意が必要です。

休みや勤務時間は?

自宅を使っている場合、お客が宿泊していると、何かあれば深夜でも対処しなければなりません。ほとんどが完全予約制なので、宿泊客がいない日は比較的自由に過ごせます。シーズンオフには建物のメンテナンスに時間を取られることもあるようです。

ひとこと

沖縄は、ペンションや民宿が多いようです。最近では、自宅を使っても食事の付かない素泊まりのゲストハウスも増えてきました。この場合、食事に関する手間がかからない分、開業しやすいといえるでしょう。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

接客・給仕の職業
求人平均賃金 187,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。