瓦・レンガ製造工

瓦・レンガ製造工

製造

どんな仕事?

 瓦・レンガ製造工とは、原料となる粘土(クチャ)を練り、成型、乾燥、焼きの工程を経て屋根の材料である瓦やレンガ、タイル、シーサーなどを作るのが仕事です。近年はほとんどの瓦が製造工場の機械化された製造ラインで作られています。瓦製造は、元になる土を機械に入れて練り、圧力をかけて型抜きします。型抜き後は出来上がった瓦の形を整えて、台に乗せて十分に乾燥した後に焼き上げ、製品に傷や欠けなどがないか検査をします。完成後、瓦を台に乗せて現場へ出荷の準備をします。建設現場では、職人たちと協力して瓦をふく作業をします。

なるには?

 県内では現在、瓦・レンガ製造工や瓦ふき職人になるための資格は特にありません。一般的には、製造工場の求人に応募します。入社後はベテラン職人や先輩から仕事を教えてもらい、機械の操作や管理方法、瓦をふく技術などを身につけていきます。入社して最初の2、3年は、修行期間と思って、いろいろなことを学ぶよう心掛けることが肝心です。

収入は?

年齢や資格などによりますが、初任給で月給15万円程度です。

休みや勤務時間は?

 一般的には、8時~17時半の就業時間で、残業はほとんどありません。日曜日・祝日が休みの企業がほとんどです。

ひとこと

 沖縄伝統の「赤瓦」は、沖縄の気候風土にマッチした景観材料として、近年見直されています。本土では沖縄ブームの影響もあり、琉球料理店や沖縄風居酒屋などからの注文で需要が伸びています。県内でも学校や庁舎、個人住宅などに使用される機会が増えました。
 漆喰シーサーは、瓦職人が瓦を施工した後、瓦と漆喰で魔除けとして創ったのが始まりです。シーサーは観光立県沖縄のシンボルとして、ガイドブックには赤瓦に鎮座した姿が紹介され、土産としても人気の商品です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)
求人平均賃金 192,677円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

工場スタッフ(電気系・機械部品・製造・クリーニング、等)※食品以外
平均賃金 正契/月給161,631円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

工場スタッフ(電気系・機械部品・製造・クリーニング、等)※食品以外
平均賃金 正契/月給194,037円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

製品製造・加工処理の職業
(金属材料製造、金属加工、金属溶接・溶断を除く)

求人平均賃金 171,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。