専門学校教員・講師

専門学校教員・講師

教育・研究

どんな仕事?

 専門分野の知識や技術を教え、卒業後の進路や就職まで見越した人材を育成するのが専門学校教員・講師の仕事です。
 例えば英語一つ取っても、公務員受験、大学編入、TOEIC、英検、コミュニケーションなど、それぞれの目的に合わせられる高い指導力が必要です。また、学校の広報活動も仕事の一つとして重要です。

なるには?

 専門学校の教員や講師には、義務教育や高校とは異なり、大学等、高等教育機関と同様に免許制度はありません。しかし、大学院修士以上の上級学位取得者以外は、専門分野における企業や学校での一定期間以上の実務経験(四大卒=2年以上、短大・専門学校卒=4年以上など)が必要とされる場合もあります。また、担当分野の専門資格・検定の有無も問われませんが、採用に大きく影響することは言うまでもありません。
 ただし、保育・美容・調理・介護・看護・リハビリテーションなど、厚生労働大臣の養成施設指定認可が必要な専門学校の教員・講師には、認可基準を満たす、その分野の専門学位や資格・経験を有することが必要です。その学校の卒業生が教員・講師になる場合も多いようです。

収入は?

 学校、各人の学歴や実務経験によって異なりますが、一般企業同様、新卒は月収15万~20万円程度です。その後は学校の基準によってさまざまですが、おおよそ25万~50万円程度です。

休みや勤務時間は?

 勤務時間は8時半~17時半ごろまでで、土・日・祝日は休みという学校が一般的です。なかには、春・夏休みなどを設けているところもあります。

ひとこと

 単に知識や技術だけでなく、学生の未来を担っているのだという自覚や責任感が大切です。進学・就職に役立つよう、社会状況の変化にも常にアンテナを張って、日々の指導に反映させていかなければなりません。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

パソコン教室講師
平均賃金 正契/月給180,000円 アパ/時給1,500円

外国語スクール講師
平均賃金 正契/月給160,000円 アパ/時給1,200円

専門職講師(講座・レッスンスクール)
平均賃金 正契/月給160,000円 アパ/時給900円

【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

各種学校・専修学校教員(男女計)
所定内給与額 (男女計)226,900円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。