島豆腐職人

島豆腐職人

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 おいしい豆腐をつくり、販売するのが仕事です。沖縄の豆腐(島豆腐)は木綿豆腐が中心ですが、本土のそれと違い、ぎゅっと硬めにつくるのが特徴。だから、チャンプルーやンブシーといった沖縄の定番料理に合うのです。それだけに豆腐の味・店にうるさい豆腐上戸(とうふじょーぐー)も多く、沖縄の豆腐職人は日々気の抜けない職業なのです。

なるには?

 豆腐づくりを教えてくれる学校はありません。豆腐職人を目指す人は、自分の理想とする豆腐屋を直接訪ねたり、豆腐製品関連の組合などに相談して修行先を見つけましょう。求人情報で豆腐屋のパート・アルバイト・正社員を見つけて応募し、働きながら技術を身につけたり、販売の流れを習得する方法もあります。

収入は?

店舗のみの販売や数店の小売店に卸す豆腐屋、スーパーのチェーン店で大量に販売する店まで、規模によって収入はさまざまです。

休みや勤務時間は?

 豆腐屋によって異なります。スーパーなどで開店から店頭に並ぶ豆腐を卸す豆腐屋の場合、深夜の0時から1時ごろに豆腐づくりを始め、朝6時ごろには出荷します。
 豆腐出荷後、配達員が配達している間に工房内を掃除して仮眠、昼前に起きて注文の確認や翌日の大豆の仕込み、売上計算などの業務をこなし、夕方から再び仮眠を取って、深夜に起き出して作業を行います。
 お店の休日は店主が自由に決めますが、従業員は交替で休日を取る場合が多いようです。

ひとこと

 豆腐屋は時間との勝負。出来るだけ美味しい作りたての熱々(アチコーコー)豆腐を提供するために、店頭に並べる時間帯から逆算して作業を行うそうです。店頭→配達の時間→豆腐製造→仕込み…と、常に頭の中では逆回転の時計を動かしながら丁寧に慎重に豆腐づくりを行うのです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)
求人平均賃金 192,677円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

食品製造・加工スタッフ(パン・惣菜・麺類・弁当・食品工場)
平均賃金 正契/月給170,383円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

食品製造・加工スタッフ(パン・惣菜・麺類・弁当・食品工場)
平均賃金 正契/月給178,764円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

製品製造・加工処理の職業
(金属材料製造、金属加工、金属溶接・溶断を除く)

求人平均賃金 171,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。