税理士

税理士

専門・企業サービス

どんな仕事?

日本では、税金は納税者が自ら申告して納める制度になっています。しかし課税額の計算はそれぞれの所得額(収入・利益)や手段などに応じ細かな税法が存在するため、とても複雑になっています。専門家として、そうした税務に関するお手伝いをすることが税理士の仕事です。
 具体的な業務は、例えば税務代理業務、申告書の作成や記帳代行など。会計業務ではパソコンで帳簿が管理できるような仕組みづくりなども行います。ほかにも経営計画作成や資金繰りでは銀行の借り入れ、リスケ(リ・スケジュールの略。返済能力に合わせて返済計画を見直すこと)、事業承継、相続対策のお手伝いを行う場合もあります。近年、税理士の業界ではそれぞれの得意分野が明確になってきているようです。建築業界の税務に強い事務所、記帳代行のスピードや価格で勝負する事務所など。マーケティングに優れ、売り上げや営業力を伸ばすアドバイスを行う事務所も見られます。

なるには?

日本税理士会連合会に登録することで税理士と名乗れます。国家試験合格後、2年以上の実務経験を経て登録する方法が一般的です。

収入は?

 事務所に雇用される勤務税理士だと年収600万円位。独立開業する税理士も多く、その場合業績で収入は変動します。年収で1,000万~2,000万円を超えることも。資格取得前の実務経験を積む段階での初任給は、月給16万円前後が一般的です。

休みや勤務時間は?

週休2日が一般的ですが残業は多く、繁忙期の3月~5月は特に勤務時間は長くなります。

ひとこと

沖縄の生活様式に密接に関わった金銭助け合いのシステム、模合(もあい)。県民の懐を支えるありがたい習慣といえます。それは会社運営の世界でも同様で、事業の運転資金として活用するケースも少なくありません。勘定科目にしっかり模合と記される企業もあるようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

経理事務員
平均賃金 正契/月給162,103円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。