舞台照明家

舞台照明家

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

コンサートや演劇の舞台に欠かせない照明をプランニングし、実際に操作する仕事です。舞台演出家やディレクターと話し合い、器材選びからセッティング、コンピューター制御を含む機器のオペレーション、演出効果まで、豊かな感性で作業します。
 舞台照明といっても、演劇やミュージカルなどの舞台だけでなく、ドームや野外でのコンサート、ファッションショーなど、ジャンルを問わず、さまざまなイベントで活躍します。

なるには?

 特に資格は必要ありませんが、舞台照明専門の制作会社や劇場・コンサートホールのスタッフ、結婚式場の照明担当など、現場で技術を磨くのが一般的です。
 舞台照明や舞台制作コースのある専門学校で知識や技術を学ぶと就職に有利です。どんな現場にも対応できるように、波長の特性など光学知識も学んでおくと仕事の幅が広がります。
 最近は、舞台用のLED(発光ダイオード)機器など、照明技術の開発も進んでいて、勉強も必要とされます。

収入は?

経験にもよりますが、舞台照明会社に勤務した場合、月収15万~25万円程度のようです。

休みや勤務時間は?

コンサートやイベント、舞台などの公演は、週末や連休にも行われるため、それらに合わせて勤務します。器材搬入やセッティング、打ち合わせなどを合わせると公演中の勤務時間は長めですが、それ以外の日は、定時で上がれるようです。

ひとこと

 照明技術は、現場において重要できわめてデリケートな持ち場なので、才能とモチベーションの維持、努力が要求されます。
 最近では、コンピューター化が進み、ライトやフィルターの種類も増え、照明設備の質も向上しています。無数の組み合わせが可能なので、高度な表現が要求されていて、ハードとソフトを上手に使いこなす舞台照明家が求められています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

音響・照明スタッフ
平均賃金 正契/月給150,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。