自動車や自動二輪車の運転を学ぶ教習生に運転方法やマナーを指導します。主な仕事内容は、交通法規を教える学科教習や教習コース、路上で実際に走行する技能教習、運転免許を取得するための技能検定、高齢者やペーパードライバーなどへの講習です。公安委員会から指定を受けた教習所と指定外の教習所があり、指定教習所では資格を持つ指導員などの配置が条件とされています。
学歴は問われませんが「教習指導員」資格が必要です。教習所に入社し「指導員見習い」として業務を行いながら勉強して資格を取得するのが一般的です。 受験資格は、21歳以上で技能教習に用いる自動車の運転免許を持っていることです。教習所で教習指導員審査に必要な事前教養を受けた後、公安委員会の行う教育研修に参加します。
教習指導員審査(筆記・実技・面接)は科目ごとに合否が決定されるため、不合格の科目があっても1年以内であればその科目のみを受け直すことが可能です。すべての科目に合格し、教習所での事後教養を終えると、資格者証が交付されます。また、指定自動車教習所で技能検定を行うための「技能検定員」の資格もあります。教習指導員として経験を積み、取得する場合が多いようです。試験日程は各都道府県により、年2、3回です。
「見習い」の場合は時給や月給で支払われるようです。月給であれば11万~13万円位からのスタートです。資格取得で手取りが約20万円とアップします。
教習所のほとんどは、年中無休を基本としているようです。 休みは祝日、年末年始のほか月間で休日を決めているようです。勤務時間は、だいたい9時半~19時半です。
車が好き、教えるのが好きという人に向いている仕事です。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
教育の職業(その他の専門的職業)
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。