コンクリート二次製品製造工

コンクリート二次製品製造工

製造

どんな仕事?

 コンクリートを材料に産業資材や建築用材などを製造するのが、コンクリート二次製品製造工の仕事です。製品は、擁壁(壁や斜面を保持する壁)や車止めなど、私たちの身近に数多くあります。
 通常、コンクリート構造物は建設現場で型を組み、コンクリートを流し込んで造られますが、コンクリート二次製品はプレキャストコンクリート(プレキャスト)と呼ばれ、あらかじめ工場で造られるため、高品質の安定した製品ができます。また、その工法自体をプレキャストと呼ぶこともあります。
 ほかにも、コンクリートの結合材にレジン(ポリマー樹脂)を使用した、軽量で高強度のレジンコンクリート製品なども造られています。

なるには?

 コンクリート二次製品を製造する会社に就職するのが一般的です。学歴はほとんど問われませんが、化学や土木、建築、電気、機械などの知識があれば就職に有利になります。

収入は?

 企業規模やキャリアによってさまざまです。また、景気によって製品の受注が大きく左右されるため、給与が変動する場合もあります。

休みや勤務時間は?

 製品の製造工場は、通常昼間に稼働するため昼勤務(8時半~17時、週休二日)がほとんどです。しかし、納期に間に合わせる必要がある場合や、製品の設置作業によっては、早朝や夜間、超過勤務、休日に勤務する場合もあります。

ひとこと

 美観と強度・耐久性が求められる歩道や公園、公共施設などに用いられるコンクリート二次製品は、時代とともに品質もデザインも進化しています。それに加え、沖縄の場合は塩害に強い製品開発も欠かせません。
 近年、環境に優しく周辺の景観にマッチした製品がいろいろ開発され、特に市町村の地域イメージの花や行事などをモチーフにした製品が人気のようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)
求人平均賃金 192,677円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

工場スタッフ(電気系・機械部品・製造・クリーニング、等)※食品以外
平均賃金 正契/月給161,631円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

工場スタッフ(電気系・機械部品・製造・クリーニング、等)※食品以外
平均賃金 正契/月給194,037円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

製品製造・加工処理の職業
(金属材料製造、金属加工、金属溶接・溶断を除く)

求人平均賃金 171,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。