ドミトリー(ゲストハウス)経営

ドミトリー(ゲストハウス)経営

自営

どんな仕事?

 いわゆる簡易宿泊施設の経営。
 朝の掃除、チェックアウト後の布団の片づけ、チェックインの準備、掃除(トイレ・風呂、廊下・各部屋)、シーツ交換、洗濯、経理、宿泊予約の確認など、携わる業務はさまざまです。

なるには?

営業許可を取るには、建物の面積、建物が木造かコンクリートかによって違うので一概にはいえませんが、図面を持って保健所で相談するのが一般的です。
 資格は必要ないですが、タフで人付き合いが好きな人に向いています。宿によりますが、メンテナンス程度の大工仕事はできたほうがいいでしょう。

収入は?

宿泊施設の規模によりさまざまです。年間を通じての稼働率も収入に影響します。

休みや勤務時間は?

経営者自身で決めている部分も多く、仕事とプライベートの境目はあいまいなようです。忙しくない日もありますが、繁忙期などは一日中多忙な日もあります。
 休日でも、問題が発生すれば、責任者として駆けつけます。

ひとこと

今では、ドミトリーやゲストハウスはすっかり沖縄に定着しました。しかし、いろいろな人が出入りするのを心配する周辺住民も多いので、近所の方々とのコミュニケーションや理解を得ることも重要になります。
 バックパッカーなど、旅費を節約したい人、長期滞在者や沖縄に移住を考えている人など、宿泊客の目的はさまざまです。集客のため、ホームページで情報を発信している所が多く、実際にインターネットでの宿泊予約が多数を占めます。
 プライベートな空間を確保したいというお客の要望に対応し、相部屋だけでなく個室を設けている所も数多くあります。
 また、沖縄県内では年々宿泊客が増加しているようで、それに合わせてドミトリーやゲストハウスの数も増えており、特に那覇は飽和状態のようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。