DIY店員

DIY店員

販売、金融

どんな仕事?

 DIYとはDo It Yourselfの略で「自身で作ろう」という意味。住居などの補修や家具の製作など、日曜大工とほぼ同一の概念です。そのDIYに必要な製品を扱うホームセンターの販売員のことをDIY店員といいます。主な業務はお客への商品説明と販売業務、レジなどです。出勤するとまず各売場担当が参加する朝礼があります。それぞれの部門の連絡や店長報告、売上目標や結果報告などが行われます。店舗は一つのチームですから、各部門の目標と現状を知るのはとても重要です。売場の在庫管理や発注業務、商品陳列やディスプレーも行います。

なるには?

 特に必要な資格や学歴はありません。仕事に役立つ資格として「DIYアドバイザー」「グリーンアドバイザー」などがあります。多くのホームセンターが取得を推進しているので、就職には有利ですが、就職後に取得する場合も多いようです。資格を取得することでお客の要望に合わせた適切なアドバイスができるようになります。また、DIYの知識も重要ですが、この仕事に大切な要素は、人と触れ合うこと(接客)が好きなこと。快適な買い物をサポートし、満足してもらうことに喜びを感じられる人が一番です。

収入は?

 新卒の初任給で月給13万~16万円。社会保険などを差し引くともう少し下がります。最終学歴によっても金額は変動する場合が多いようです。

休みや勤務時間は?

 月間23日程度の勤務です。休日は月7、8日ほど。残業は繁忙期などの季節によって変動しますが、交替制勤務なので特に多いことはありません。

ひとこと

 一時期のリフォームブームやガーデニングブームも落ち着いたようです。しかしDIY人口が減ったわけではなく、消費者の意識に浸透し、定着した印象です。DIYはすでに一般的なことといえます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

量販店店員(DIY・ディスカウント・家電・家具)
平均賃金 正契/月給177,692円 アパ/時給853円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

販売店員(百貨店店員を除く。)
所定内給与額 (男女計)195,400円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

商品販売の職業
求人平均賃金 168,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。