マンガ家

マンガ家

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

 読者のターゲットをしぼり、ストーリーやキャラクター、コマ割りやセリフを考え、ケント紙・上質紙などの原稿用紙に下書きし、墨汁や専用インク、アミや柄を転写する特殊なシール状の画材(トーン)などで仕上げ、マンガを描きます。
 出版社が首都圏に集中することから、その近辺での活動が主でしたが、最近は宅配便やデータ入稿、ファクスやメールでの打ち合わせも可能なため、全国どこにいてもできる仕事です。また、デジタル化も進み、パソコンで描く人も増えています。

なるには?

 昔は独学でマンガを描き、出版社に投稿するケースが多かったのですが、今では専門学校など学べる場所も増えました。
 作品の発表の場も、コミックマーケットやインターネットなど多彩です。また、アシスタントとしてマンガ家に付き、実力をつける道もあります。いずれにしても、たくさん描いて練習することが基本になります。

収入は?

 描いたマンガの人気により原稿料もさまざまです。一度ヒットすると、単行本や関連グッズに印税や権利料が発生し、さらに収入が増えます。

休みや勤務時間は?

 雑誌の連載が続く限り、決まった休日はなく、締切前は徹夜も多くなります。スケジュール調整など、自己管理能力が問われます。

ひとこと

 読者の人気に左右されるため、プロとして安定して続けていくのは大変難しいです。業界は常に、柔軟かつ斬新な発想を持つ人材を求めています。
 デビューすると、出版社から担当が付き、内容や読みやすさなど、作品についてのさまざまな指摘を受けます。自分の意見をしっかりと持ち、編集担当と信頼関係を築くことも大切です。
 また、女性マンガ家が少年誌に、男性マンガ家が女性誌に掲載するなど、以前にも増して男女の垣根が低くなっています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 214,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。