印刷オペレーター

印刷オペレーター

製造

どんな仕事?

 印刷は、基本的には、青、赤、黄、黒の4色を使ってカラー写真を再現、文字と共に平面を構成します。企業の販売促進のためのチラシやポスター、カタログ、書籍、パッケージなどさまざまな用途があります。その技術はここ十数年のデジタル化で技術革新が最も進んだ業界の一つです。
 印刷機械も今まで職人の勘に頼っていた部分がデータ化され、安定し、再現能力が格段に向上しています。今や印刷機械は最新のテクノロジー満載の先端技術といえます。

なるには?

 印刷技能士という国家資格がありますが、入社後に資格取得するケースがほとんどです。
高卒者が比較的多いようですが、普通高校卒が工業高校卒に比べて不利ということもなさそうです。

収入は?

 カラー印刷を主体とした印刷会社の場合は、基本給が12万~13万円程度、残業手当や諸手当がつきます。
しかし、企業規模によっても異なりますので、一概にはいえません。

休みや勤務時間は?

 8時半~17時半が多いようですが、受注の多い産業なので、残業は当然あります。特に受注の集中しやすい年末などはかなり残業が多いのが現状のようです。しかし、週休二日が基本で、休日出勤の場合は代休という形で休みを取ることができます。また業績のいい印刷会社は、二交替で機械をフル稼働させて対応している所もあります。

ひとこと

 印刷機械だけではなく、デザインから版の製作の全プロセスが急激に進化しているので、当然競争も激しく、淘汰された企業もあります。企業規模も、家族経営から、社員・パートを含めて200人前後の会社まであります。その中でも印刷機械を扱う人は長年その仕事を続けることが多い印象を受けます。
 印刷分野の技能士会もあり、1級、2級の資格も県内で取得できる態勢が整っています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

生産設備制御・監視従事者(金属製品を除く)
求人平均賃金 238,720円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

印刷オペレーター
平均賃金 正契/月給165,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

印刷オペレーター
平均賃金 正契/月給180,000円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

オフセット印刷工
所定内給与額 (男女計)239,500円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。