学校事務職員

学校事務職員

オフィス(事務系、IT系)

どんな仕事?

 学校に勤務し、庶務(雑務)・学務(学校や教育に関する事務)・経理・財務管理など、学校運営全般の事務を行います。
 具体的には電話対応、ファクスの受付、教材などの必要な備品を購入するための予算管理などをします。また、職員の給料・出張旅費の計算書作成や福利厚生の手続き、授業料や給食費などの集金・徴収をします。ほかにも、職員や来訪者への対応、生徒の転入出の手続きなど、さまざまな事務処理があります。

なるには?

都道府県ごとに受験資格が異なります。沖縄では、県から募集される県職員採用試験(中級試験)を受験します。
 試験に合格すると、採用候補者名簿に登録(一年間有効)されます。その後、年間の採用予定数や欠員状況などによって行われる採用面接を受け、正式採用となります。離島への転勤もあります。
 表計算ソフトやメールソフトが使えると、入職後に文書や計算書作成などで役立ちます。

収入は?

月給約15万~16万円に手当がつくのが、四大卒初任給の目安です。離島勤務の場合はさらに手当がつきます。

休みや勤務時間は?

勤務は8時半~17時半までの週5日制(月~金)が一般的です。年間約4、5回の休日出勤(代休有)、年度始めと年度末は残業になることもあります。有給休暇は年20日、翌年繰り越しで最大40日まで可能です。

ひとこと

本土では学校ごとに一名の事務職員がいる場合がほとんどですが、沖縄では各地区で異なります。県費・市町村費・PTA事務の三つに分かれて担当する場合が多いようです。
 近年、市町村費事務引き上げがあり、全国的には事務職を校長・教頭に次ぐ位置につけることを目指す動きがあるようです。
 教職員と共に、学校の一員として生徒たちを見守り、支援して、よりよい教育環境作りのサポートをすることも大切です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

学校事務員
平均賃金 正契/月給186,666円 アパ/時給966円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。