葬祭ディレクター

葬祭ディレクター

個人サービス

どんな仕事?

 葬祭ディレクターは葬儀全般に関わる仕事をします。まず遺族や病院などからの連絡を受け、遺体を自宅または葬儀会場へ運びます。次に喪主や遺族と葬儀の日時・会場・規模・形式などの打ち合わせを行い、希望と予算に合わせた企画書と見積書を作成します。それに基づいて会場や火葬場、遺影写真や生花など葬儀に必要なものを手配、式次第や役割分担・席順の決定、会場の設営などを行います。また、葬儀がスムーズに行われるよう、司会進行や誘導係、線香の火付け、供養品配りも行います。四十九日法要や香典返しの手配、仏壇・墓地や保険の相談、代行手続なども大切な仕事です。葬儀は個人葬から企業・団体の社葬・団体葬までさまざまです。

なるには?

学歴などは特に問われませんが、運転免許は持っていた方がいいでしょう。一般的に葬儀社に勤務して実務経験を積み、知識や技能を身につけます。経験次第では社葬などの大規模なものを担当するようになります。また、資格取得の義務はありませんが、厚生労働省認定「葬祭ディレクター」の資格を取得しておくと仕事の幅が広がります。

収入は?

企業や経験により多少異なりますが、月収18万~30万円位です。また月の葬儀件数により勤務時間の変動がありますので、それにより収入も変動します。

休みや勤務時間は?

 シフト制により勤務を行いますが、葬儀の状況により残業などもあります。
 暦や昼夜の時間帯に関係なく葬儀を受注するので、365日24時間体制で係員が待機しています。

ひとこと

本土では通夜、葬儀、告別式が終了するまで早くても2日、通常3日ほどを要します。また、葬儀の後に出棺、火葬となるのが一般的です。沖縄では、葬儀の流れや風習は各地でさまざまですので、それに合わせて仕事の内容も変化します。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

葬祭スタッフ
平均賃金 正契/月給153,400円 アパ/時給845円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他のサービスの職業
求人平均賃金 203,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。