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栄養士の仕事内容について紹介します

更新日:2023/05/29

私たちが生きるために欠かすことのできないものと言えば「食」ではないでしょうか。その食のスペシャリストともいえるのが、今回紹介する栄養士です。よく耳にする職業ではありますが、具体的にどのような仕事をしているか知っていますか?

栄養士ってどんな仕事?

では栄養士がどんな仕事をしているのか、勤務先ごとに見ていきます。

病院
病院で働く栄養士は入院患者や外来患者に対して栄養指導を行います。栄養指導というのは、患者さんの病態や栄養状態に合わせた食事を提案することです。栄養面から病気の治療をサポートするのがメインの仕事となります。もちろん退院後の食生活についても指導をします。
学校
学校の栄養士は、学校給食の献立を作成します。栄養バランスが取れていることはもちろんですが、安全においしく食べてもらえるよう、アレルギーや彩りにも配慮します。
また、「食」についての正しい知識を持ってもらえるよう、健やかな体を作るためにはどんな食べ物が良いのか、食品のロスをなくすためにはどうすればよいのかなど、子どもたちやその保護者に向けて食育指導も行います。
社会福祉施設
老人ホームや児童福祉施設でも栄養士は働いています。こうした社会福祉施設では、その利用者に合わせた献立の作成や食材の発注を行います。特に介護施設では、通常の食事を摂ることが難しい方もいるので、小さく刻む、ゼリー状にするなど調理方法にも配慮する必要があります。ただ、食事は毎日のことなので、楽しみの一つになってもらうべく工夫をこらす必要もあります。おいしいことはもちろんですが、見た目に鮮やかであることも大切です。
スポーツ関連施設
スポーツの領域においても栄養士の存在は欠かせません。スポーツ関連施設で働く栄養士は、アスリートやスポーツ愛好家に栄養指導を行います。最高のパフォーマンスをするためには、体のコンディション整えることが大切です。そのため、まずは栄養状態のチェックを行い、どの栄養素をどれくらい摂取すれば理想の体に近づけるのかをアドバイスしていきます。他の栄養士と異なるのは、スポーツ栄養の知識とその競技への理解も必要になるという点です。
食品メーカー
食品メーカーに勤務する栄養士のメインの仕事となるのは商品の開発です。商品のコンセプトから使用する材料や適した調理方法などを考えていきます。何度も試作し、問題があれば改善を繰り返してようやく一つの商品を形にしていきます。食材に関して豊富な知識を持っている栄養士だからこそ開発には欠かすことができないのです。栄養指導や献立の作成などは行いませんが、多くの人が口にする食品の開発はまた違った面白さややりがいを感じることができます。

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栄養士として働くには?

栄養士になるためには、厚生労働大臣から栄養士養成施設として認可された学校(2年制~4年生)で、所定の課程を修めて卒業しなければいけません。栄養士養成施設では栄養指導論・給食管理・食品加工学・調理学実習・臨床栄養学などを学びます。
卒業後、都道府県知事から免許が付与されるので、栄養士として働くことが可能になります。
特に試験を受ける必要がないので、民間の資格と間違われることもありますが、栄養士は国家資格の一つです。

栄養士と管理栄養士について

この2つは同じに思われることが多いのですが、ちょっと違います。まず資格についてですが、栄養士の免許は先ほども説明した通り、都道府県知事が発行しています。対して管理栄養士の免許は厚生労働大臣が発行しています。
資格取得の難易度は養成施設を卒業することで付与される栄養士とは違い、試験を受ける必要がある管理栄養士のほうが高いです。管理栄養士国家資格を受験するためには、修業年限が2~4年の栄養士養成施設を卒業して栄養士免許を取得したのち、栄養士としての実務経験を積む必要があります(4年制の大学を卒業した場合は実務経験なしで受験が可能です)。
その分、管理栄養士のほうが実施できる業務も多岐にわたります。管理栄養士は健康な人だけでなく、病気やケガをした人を対象にした栄養指導を行うことも可能です。病院や福祉施設で栄養士として働きたいと考えているのであれば、管理栄養士を取得しておくと良いでしょう。

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沖縄の栄養士と管理栄養士の求人について

沖縄県平均賃金データ(https://www.jwarm.net/chingindata/ ※2023年4月更新、集計期間2022年10月~2023年3月)を参考に、『栄養士』と『管理栄養士』の沖縄全域の募集で見ると、サンプル数の合計が『栄養士』が61、『管理栄養士』が18ありました。

『栄養士』で見てみると、全サンプル数61のうち、正社員・契約社員募集は48となっており、約8割が正社員・契約社員募集となっています。
給与で見てみると、最もサンプル数が多い月給制の正社員・契約社員では平均賃金が176,067円で、時給制のアルバイト・パートでは961円となります。

『管理栄養士』で見てみると、全サンプル数18のうち、全てが正社員・契約社員募集となっています。
給与で見てみると、最もサンプル数が多い月給制の正社員・契約社員では平均賃金が200,512円で、時給制のアルバイト・パートでは1,200円となります。

まとめ

栄養士として働くことで、栄養に関する知識を身に着けることができます。これは、自分のお弁当や家族のための食事を作る際に自然と栄養バランスを考えたり、不足しがちなものを補ったメニューにするなど、普段の生活にも活かすことができるので、いわば生涯役に立つ知識と言えます。

食のスペシャリストというと調理師を思い浮かべる人もいるかもしれませんが栄養士は調理師とは少し違った角度で食にアプローチしていく仕事です。食に興味がある、料理が好きということに加え、人の役に立つことがしたいと考えている人は、栄養士という仕事を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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