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保育士の現状は?仕事内容や必要な資格を解説

更新日:2021/05/24

かわいい子どもたちに囲まれて、楽しく遊んでいる保育士さん。お仕事も楽しそうなイメージがありますが、子どもと関わることだけが仕事ではありません。
ここではそんな保育士さんの仕事内容やなるために必要な資格などを解説します。

保育士の仕事内容

保育士の仕事は、保育所など児童福祉施設で主に0~6歳までの子どもを預かり、保育する仕事になります。
具体的には、食事やトイレなどの身の回りのお世話をはじめ、保護者の代わりとなって基本的な生活習慣や集団生活を通して社会性・協調性を身に着けさせます。
保護者に対しては、教育的なサポートやアドバイスを行います。

さらに、イベントや行事の計画・実行、施設の安全・清潔点検、地域との交流を深める、看護師など専門スタッフとの連携なども保育士の仕事となります。

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保育士になるためには

保育士になるためには保育士資格が必須となります。資格を取得するためには下記の2つの方法があります。

1.厚生労働大臣が指定する大学・短期大学・専門学校など保育士養成施設において定められた過程を修了する。

指定された養成校の指定学部・学科では、保育士になるための知識を学ぶだけでなく、実際に保育所などの施設で実習を行います。無事卒業すると、自動的に保育士資格を取得することができます。

2.保育士国家試験を受験し、合格する。

保育士国家試験の受験資格ですが、学校教育法に基づいた大学、短期大学、専門学校(2年以上の専門課程)を卒業していれば基本的に受けることができます。
試験は筆記と実技があり、筆記は保育原理・教育原理及び社会的養護・児童家庭福祉・社会福祉・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の8科目について行われます。
実技は、筆記試験の8科目すべて合格した人のみが受けられます。音楽表現・造形表現・言語表現の中から2つ選んで行います。国家試験の中でも難易度が高く、試験の合格率は2割前後となっています。

いずれかの方法で資格を取得したら、今度は保育士登録をする必要があります。登録を済ませると都道府県知事から保育士証を交付してもらえます。この作業を行わないと保育士として就業することはできませんので、忘れずに行うようにしてください。

保育士の現状

少子高齢化で子どもの数は以前に比べると減っていますが、今では子どもがいる女性も積極的に働きに出ており、保育所の需要は高まっています。しかし、保育士は近年不足しており、「潜在保育士」といって資格を持ちながらも保育所などの児童福祉施設に勤務していない人は80万人近くいます。

こうした潜在保育士が増加する原因として、厳しい労働環境や給与などがあります。保育所は幼稚園と違って夜遅くまで開いているところが多く、必然的に保育士の拘束時間も長くなります。さらに、シフト勤務で終業時間が固定されていないと、自分に子どもができたときに保育士の仕事を継続しにくくなります。
また、園児のお世話だけでなく、行事の計画をしたり、保護者向けプリントの作成といった事務作業もしたりと幅広い業務をこなさなければいけません。それなのに、給与はそれほど高いとは言えないようです。

沖縄での保育士の求人について

2021年4月更新された沖縄県平均賃金データ(https://www.jwarm.net/chingindata/)を参考に、保育士の沖縄全域の募集で見ると、サンプル数と社数ともに多いようです。
前述した女性の就業数増加による需要増などもあり、慢性的に人手不足な状況にあるようです。

募集が多い雇用・給与の形態としては、月給制の正社員・契約社員と時給制のアルバイト・パートの募集の2種類が殆どのようです。
正社員・契約社員の最多では月給180,000円で、アルバイト・パートの最多が時給1,000円となっています。

現在の保育士の募集では人手不足の状況もあり、雇用を維持する為に待遇改善を行い、働きやすい環境整備に力を入れている園も増えてきています。また、募集も多く様々な地域で就業がし易い職種の一つと言えるでしょう。

まとめ

幼児期の経験や習慣は大人になってからも影響してくるので、保育園での過ごし方がかなり重要になってきます。子どもたちの心と体を育てるお手伝いをするのが保育士さんの仕事なので、責任はどうしても重くなります。

さらに、保育士は園児のお世話だけでなく、行事の計画をしたり、配布物の作成や保護者への教育的サポートも行うなど、幅広い業務をこなさなければいけません。

しかし、それ以上に子どもたちの成長を間近で見ることができるというやりがいや楽しさを感じられる仕事でもあります。ひとりでスムーズに着替えができるようになったり、食べられなかった野菜を食べられるようになったりしたときは、何にも代えがたい感動があります。

保育士は確かにハードではありますが、子どもと接することで自分自身も人として成長できるお仕事です。

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