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学童保育指導員ってどんな仕事?必要な資格はあるの?

更新日:2019/09/04

そもそも学童保育とは何か

学童保育は、放課後や長期休み中に小学生の子どもたちを預かる施設のことです。小学校6年生、5年生ともなってくるとだいぶ頼もしくもなってきますが、1年生や2年生など低学年の子を家に一人だけにしておくのはちょっと不安…と思う親御さんも多いです。さらに、両親が帰宅するまで遊び相手や話し相手がいないのは子どもにとってストレスになってしまうので、楽しく遊ばせてあげたいという思いから、共働きで家を空けてしまう家庭ではよく利用されています。

学童保育には種類があり、預かってくれる子の年齢などに違いがあります。厚生労働省が管轄している放課後学童クラブでは対象が10歳未満に制限される施設も多いですが、文部科学省が管轄している放課後子ども教室や民間企業やNPOなどが運営する民間学童保育は年齢の制限がほぼありません。

学童保育指導員の仕事

そんな学童保育で働いているのが学童保育指導員です。平日は学校終わりの子たちを迎え入れるので、出勤は午後になります。子どもたちが来る前に施設内を清掃したり、お茶やお菓子の準備をしておきます。
学校が終わって子どもたちが来所したら、宿題を見てあげたり、それが終わったらおやつを食べて一緒に遊んだりします。保育園と違って、預かる対象は小学生なので、身の回りのお世話は特に必要なく、安全に遊んでいるか、けんかをしていないかといった見守り、体調を崩している子はいないかなどの体調管理、保護者と子どもに関する情報の共有やアドバイスなどが学童保育指導員の主な仕事になります。施設によってはお誕生日会などのイベントを行っているところもあるので、イベントの企画・運営も仕事に含まれることがあります。

ちなみに、1日の流れはこのような感じです。

【平日の場合の流れ】
13:00 学童保育指導員が出勤
14:00~15:00 宿題
15:00~16:00 おやつ
16:00~17:30 自由時間
17:30~18:00 後片付け、掃除
18:00~ 帰りの会、お迎え
18:30~ 延長保育
19:00 閉所

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資格は必要?

学童指導員として働くために必ず取得しなければいけない資格というのはありません。ただ「放課後児童支援員」の資格は取っておくことをおすすめします。

以前は学童保育に携わる人は資格の有無に限らず学童保育指導員として働いていました。しかし、2015年から始まった「子ども・子育て支援新制度」の中で放課後児童支援員という資格が設立され、学童保育施設には2人以上の放課後児童支援員を配置することが義務付けられたのです。
仕事内容自体に大きな差はありませんが、資格がない学童保育指導員よりも、資格や知識のある放課後児童支援員のほうがニーズが多いので、取得して損はありません。

放課後児童支援員になるためには、各都道府県で実施されている研修を受けなければいけないのですが、研修を受けるためには以下の条件の中からいずれか1つに該当する必要があります。

研修は6分野16科目で構成されています。保育士や社会福祉士、教員資格を持っている方は16科目あるうちの一部を免除することができます。

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学童保育指導員として働く魅力

平日はゆっくり出勤

先ほど、1日の流れを紹介しましたが、平日は学校終わりの子たちを迎え入れるので、朝の混雑する時間に出勤する必要はなく、ゆっくりと出勤することができます。午前中は家事を済ませるなど自分の時間として使うことができるのも良い点といえます。

子育てにつなげることができる

実際子どもを相手にしてみて初めて分かること、学ぶことは非常に多いです。学童保育は学生さんが働いていることもありますが、将来自分に子どもできたとき、学童保育に通う子どもたちと向き合った経験は子育てに活きてくるはずです。

学童保育指導員として働く際に注意する点

長期休みは大変

平日のときはゆっくり出勤でき、勤務時間も短めです。しかし、長期休みとなると学校がないので朝から子どもたちは来所します。施設によっては学童保育指導員の数が多くないところもあるので、思うように休みが取れないこともあります。

正社員の求人が少なめ

学童保育指導員の求人を見てみると、パートやアルバイトのほうが多く、正社員の求人はやや少なめです。あったとしても資格の保有が前提となっていたり、経験がある人にかぎられていることがあります。正社員として働きたいと考えているのであれば、「放課後児童支援員」は取得しておいたほうが良いです。

まとめ

子どもと携わる仕事というと、保育士、幼稚園や小学校の先生などが真っ先に思い浮かびますが、今回紹介した学童保育指導員もその一つです。通った経験のない人からする学童保育の存在はあまりピンと来ないかもしれませんが、親以外の大人や学校で会う友達以外の人とも交流できる貴重な場です。共働きの家庭が多くなっていることから学童保育の需要は今後拡大が予想されています。それに伴い学童保育指導員の働き口も増加してくると思います。年齢の高い子どもへの保育に関心がある方、保育士のようにフルタイムでは働けないけど子どもたちのために尽力したいと考えている方は学童保育指導員という仕事にも注目してみてください。

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