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整備士ってどんな仕事をするの?種類や資格について紹介します

更新日:2022/08/24

整備士というのは、機械や乗り物の点検をしたり、状態を整える人のことです。そんな整備士の中でもメジャーなものといえば、自動車整備士ではないでしょうか。この記事ではそんな自動車整備士の仕事内容や資格についてご紹介します。

自動車整備士の仕事内容

自動車整備士の仕事は大きく点検整備・緊急整備・分解整備の3つに分けられています。

点検整備

車は製造されてから年数が経っていたり、走行距離が長くなったりすると、部品が劣化していきます。一見すると異常はなくても、定期的に点検しないと思わぬ事故につながってしまうリスクあります。そういった事故を未然に防ぎ、安全に走行できるよう車の状態を確かめることが点検整備です。点検整備ではハンドル操作・ブレーキのきき具合・フィルタの汚れ・オイルの状態など多くの検査項目を確認していき、必要に応じて部品の交換を行います。

緊急整備

いきなり車が動かなくなったときなど、緊急時に車の状態を確認したり、破損した部分を修理するのが緊急整備です。なぜエンジンがかからなくなってしまったのかなど不具合の原因をつきとめ、整備工場で対処できる場合にはその場で部品の交換や修理が行われます。事故で大きく車体が破損してしまった場合には対処できないこともあるので、ディーラーに修理を依頼します。

分解整備

分解整備はエンジンやミッション(変速機)などたくさんの部品が使われているところを分解し、点検や修理を行います。オーバーホールとも言われるこの作業は、いわば車の心臓部を分解するわけですから、非常に高度な技術を必要とします。そのためこの分解整備ができるのは、国から認可を受けた整備工場のみとなっています。

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自動車整備士になるには?

自動車整備士になるためには、国土交通大臣の行う自動車整備士技能検定に合格し、国家資格を取得しなければいけません。自動車整備士の資格には下記の4種類があります。

ガソリン自動車整備士
ガソリン自動車整備士は、ガソリンで動く自動車を整備することができる資格です。
ジーゼル・エンジン整備士
ジーゼル・エンジン整備士はジーゼルで動く自動車を整備できる資格です。
自動車シャシ整備士
シャシ整備士は自動車のシャシ部分(ボディ以外の部分)の整備ができる資格です。
二輪自動車整備士
二輪自動車整備士はオートバイや原付の整備が行える資格です。

さらに、自動車整備士の資格は1級~3級まであります。

3級自動車整備士

自動車整備士になるのであれば、まずはこの3級自動車整備士の資格を取得する必要があります。3級自動車整備士の資格には「3級自動車ガソリン・エンジン整備士」「3級ジーゼル・エンジン整備士」「3級自動車シャシ整備士」「3級二輪自動車整備士」の4つがあります。すべて取得しなければいけないわけではないので、自分の希望する業務に合わせて取得できます。

3級自動車整備士の受験資格は、特に機械や自動車に関係していない学科を卒業した場合には1年以上の実務経験が必要になります。高校もしくは大学で機械系の学科を卒業しているのであれば、実務経験は6か月になります。

2級自動車整備士

2級自動車整備士も3級同様、ガソリン自動車・ジーゼル自動車・シャシ・二輪自動車と整備できる車の種類や箇所ごとに資格がわかれています。3級では基本的な整備しか担当することができませんが、この2級自動車整備士を取得すれば、より高度な整備をすることが可能です。
その分、2級自動車整備士の受験資格に必要となる実務経験の年数も長くなります。高校の機械関係の学科を卒業もしくは自動車関係の学科を卒業した場合は、3級自動車整備士になってから2年以上の実務経験が必要です。大学の機械関係の学科を卒業した場合は、3級自動車整備士になってから1年半以上の実務経験が必要になります。 ちなみに、国土交通省の認定を受けた自動車整備専門学校・大学・高校などを卒業している場合には3級整備士の試験は免除になり、そのまま2級整備士を受験することが可能です。

1級自動車整備士

1級自動車整備士というと一般的に1級小型自動車整備士の資格を指しますが、他にも1級大型自動車整備士と1級二輪自動車整備士があります。
1級小型自動車整備士の資格を取得することで車両総重量8トン以上、最大積載量2トン超、乗車定員11人以上の普通自動車と四輪・三輪の小型自動車、軽自動車を整備することが可能になります。
2級の資格を取得すればほとんどの仕事ができることに加え、整備士の資格の中でも難易度が高いことから、1級自動車整備士を取得している人はかなり少ないです。

1級小型自動車整備士の試験を受けるには、2級自動車整備士になってから3年以上の実務経験が必要になります。もしくは、自動車整備士の養成施設を卒業することで受験資格を得ることができます。

沖縄での整備士の求人について

沖縄県平均賃金データ(https://www.jwarm.net/chingindata/ ※2022年4月更新)を参考に、『自動車整備・修理工』の沖縄全域の募集で見ると、全募集のサンプル数の合計が111(集計期間6ヵ月)となります。その内訳を紹介いたします。

2021年10月~2022年3月の集計では月給制の正社員・契約社員のサンプル数が92、時給制のアルバイト・パートのサンプル数が14、時給制の派遣が5となり、ほとんどが正社員・契約社員の募集となりました。また、正社員・契約社員は月給の平均賃金が175,527円、最多賃金が160,000円となっています。アルバイト・パートの時給の平均賃金は922円で、最多賃金が870円でした。募集地域に関しては、中北部のサンプル数が61に対して南部のサンプル数が50と、やや中北部での募集が多いようです。

まとめ

自動車整備士は、お客様からお預かりした車の不具合を直すだけでなく、定期的に細部まで点検したり、分解・組み立てなども行います。こういった業務は国家資格を取得しないと担当することができません。整備士として働くのであれば、2級自動車整備士を取得しておきたいところです。ただ、取得する資格で業務内容も変わってくるので、複数取得しておくのもおすすめです。

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