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心理カウンセラーに向いている人とは?必要な知識やスキル、関連する資格を紹介

更新日:2025/03/07

心理カウンセラーとは

心理カウンセラーというのは、カウンセリングなどを通して、相談者が抱える悩みや問題を解決に導くべく、心理的な面からサポートする存在です。
相談者から直接話を聞くことで、今何に困っているのか、どんな状況に置かれているのかを分析し、適切な心理療法を選択したり、アドバイスをしたりすることで、相談者が心身とも健康な状態で日常生活を送れるようにすることが心理カウンセラーの役目です。

仕事内容

心理カウンセラーというのは非常に幅広い分野で活躍しており、職場によって仕事の内容が少しずつ変わります。そのため、ここでは職場ごとに仕事内容をご紹介します。

学校
学校で働く心理カウンセラーはスクールカウンセラーと呼ばれることが多いです。 スクールカウンセラーは「公認心理師」または「臨床心理士」の資格を持つことが一般的です。 人間関係などに悩む生徒の相談にのったり、子どもとのコミュニケーションについて保護者にアドバイスをしたり、ときには教師のサポートも行います。
病院
心理カウンセラーの職場として病院を思い浮かべる方は多いと思います。精神科や心療内科で医師と連携しながら、患者とその家族を心理的な面からサポートしていきます。精神科と心療内科は厳密に言うと異なるものですが、心理的要因から引き起こされる体の不調を治療するという点では共通しています。
一般企業
近年、職場でのストレスから心の病を発症してしまう人が増えています。そのため、会社に相談室を設置し、心理カウンセラーを常駐させる企業も多くあります。一般企業に勤務する心理カウンセラーは主に職場環境や人間関係に関する悩みに耳を傾けるなど、従業員のメンタルケアが仕事です。他には、定期的にストレスチェックなどを行い、結果の分析や必要に応じてカウンセリングなどを行います。
児童相談所
児童相談所で働く心理職は、児童心理司と呼ばれています。児童心理司は公務員であり、地方自治体の採用試験に合格する必要があります。 親からの虐待に苦しむ子どもと直接話し、心理状況を把握した上で最適な心理療法を選択、実施します。また、子どもに対してだけでなく、保護者に対しても子育てに関する相談にのったり、心理検査を行ったりします。

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心理カウンセラーに向いている人とは?

心理カウンセラーは、人の心の悩みに寄り添い、サポートする専門家です。では、どのような人が心理カウンセラーに向いているのでしょうか?ここでは、心理カウンセラーに向いている人の特徴を詳しく解説します。

1. 相手の気持ちに寄り添える「共感性」と「受容性」がある。

相手の気持ちに寄り添い、理解する力が大切です。相談者の感情を受け止め、安心感を与えられる人が向いています。

2. 相手の話をじっくり聞く「コミュニケーション能力」がある。

相談者の話を注意深く聞き、適切な質問を通じて問題の本質を理解する力が求められます。また、分かりやすく伝える力も重要です。

3. 冷静に状況を判断する「冷静さと客観性」がある。

感情に流されず、論理的に考えられることが必要です。冷静な判断ができると、的確なサポートにつながります。

4. 諦めずに寄り添う「忍耐力と根気」がある。

心の悩みの解決には時間がかかることもあります。焦らず、相談者のペースに合わせて支援できることが大切です。

5. 自分の心を理解し、コントロールする「自己理解と自己管理能力」がある。

自身の感情を理解し、適切な距離を保ちながら対応できる力が求められます。メンタル管理も重要です。

6. 信頼されるために不可欠な「倫理観と責任感」がある。

相談者のプライバシーを守り、責任を持って対応することが必須です。自己研鑽を続ける姿勢も大切です。

7. 多様な価値観を理解し、受け入れる「多様な価値観への理解」がある。

相談者の背景や価値観を尊重し、偏見を持たずに対応できる柔軟性が求められます。

8. 常に学び続ける「学習意欲」がある。

心理学やカウンセリング技術は進化し続けています。知識をアップデートし、成長し続ける姿勢が必要です。

9. 状況に合わせて柔軟に対応する「柔軟性」がある。

相談者の状況に応じて、適切な対応を取れることが大切です。柔軟な思考と対応力が求められます。

必要な知識・スキル

心理カウンセラーになるためには、専門的な知識とスキルが必要になります。

心理学の知識

発達心理学、社会心理学、臨床心理学など、幅広い心理学の基礎知識が求められます。

カウンセリングスキル

傾聴、共感、質問、フィードバックなど、効果的なカウンセリングを行うためのスキルが求められます。

心理療法の知識

認知行動療法、精神分析、ゲシュタルト療法など、様々な心理療法の知識を習得することが重要です。

人間関係構築能力

クライアントとの信頼関係を築き、安心して話せるような雰囲気作りが大切です。

倫理観

患者情報を守るなど、倫理的な観点から行動することが求められます。

これらの知識やスキルを身に着けるには?

心理学の知識や心理療法の知識、カウンセリングスキルなどは書籍や論文を読んだり、心理学の大学や専門学校に通ったり、オンライン講座や動画の視聴、セミナーやワークショップに参加し専門家の指導を受けることで身に着けることができます。

人間関係構築能力は、共感力や信頼関係を意識し、ロールプレイングや経験豊富なカウンセラーからの指導などの実践を通して身に着けることができます。

倫理観を身に着けるためには、心理学会やカウンセリング協会が定める倫理規定を熟読し内容を理解することや、経験豊富なカウンセラーからの指導やフィードバックを受けることで身に着けることができます。

関連する資格

心理カウンセラーとして働く上で、資格の取得は必須ではありません。しかし、病院、学校、企業で心理カウンセラーとして就職する場合、資格の取得を条件としているところも多いです。
では心理カウンセラーに関する資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

公認心理師

公認心理師は、心理職においてはじめての国家資格です。2017年に施行されたものなので、まだまだ新しい資格ではありますが、一定の知識や技術があることを国から証明してもらえるので、就職の際、有利に働いてくると思います。
公認心理師の国家試験を受験するためには、下記の条件のいずれかを満たす必要があります。

他にも、外国の大学および大学院において心理系の科目を履修して卒業した方や公認心理師の資格が施行される前に大学と大学院の両方で必要な科目を履修した方なども対象となります。

臨床心理士

心理職の仕事の中でも特に認知度の高い資格と言えば、臨床心理士です。臨床心理士は民間の資格ではありますが、取得することで心理専門職として証明ができ、心理技法や面接査定などの専門行為を行うことが可能になります。
臨床心理士の資格試験を受ける際も、一定の条件を満たす必要があります。

上記いずれかの条件を満たして試験に合格すれば、臨床心理士を取得することができます。

認定心理士

認定心理士は、心理学の基礎知識があることを証明する資格ですが、心理職としての実践的スキルが保証されるわけではありません。そのため、単体では心理カウンセラーとしての就職にはあまり向いていません。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。産業カウンセラーの資格試験を受けるためには、産業カウンセラーの養成講座を修了するか、大学院で所定の科目の単位を取得しなければいけません。

企業向けのメンタルヘルス支援が主な役割ですが、心理職の中では比較的取得しやすい資格です。ただし、単体では医療機関や公的機関での勤務には向かないため、他の資格と併せて取得すると選択肢が広がります。

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