- データの裏にある「現場のリアル」を考えたい
- 「人手不足なのに求人が減る?」という疑問
- 企業の現場で見えてきた背景
- 顧客の声から見える課題
- 共感される求人へ
- 求人の動き【就業地別】
- ジェイウォーム「特別取材」とは
データの裏にある「現場のリアル」を考えたい
このブログは、沖縄労働局が毎月発表する「労働市場の動き」(2025年)8月を基にしています。
https://jsite.mhlw.go.jp/okinawa-roudoukyoku/jirei_toukei/kyujin_kyushoku.html
「ジェイウォーム通信」でも、毎月「労働市場の動き」を紹介していますが、そこでは労働市場の動き(データ)を客観的に紹介しています。
こちらではその数字の意味するところをフカボリして考えてみたいと思います。
ただこのブログで経済や雇用の実態が分かるわけではありませんし、100%正しいとも思っていません。
まだまだ知らないことが多い中、私自身が心に引っかかることを問題提起として書いてみたいと思います。
「人手不足なのに求人が減る?」という疑問
最初の疑問?
世間では人手不足が叫ばれ続けています。
人がいない、募集を出しても人が来ないと。
しかし、資料では、「月間有効求人数」は前年同月比:△2,422人(△7.7%)です。
なんと22カ月連続(約2年)マイナス。
人手は足りないけど、求人は減っている――なぜでしょう?
企業の現場で見えてきた背景
募集しても応募が全然来ないよと言われるなかで、考えられる理由を書くと、人手は足りないけど…
諦めかけている(もう打つ手がないという諦め感…)
- 色々手を打ったが手ごたえがないと、求人を保留にしている
様子見をしている(今いる人で何とかやっていく。身を縮めてやってみる)
- 今いる社員のできる範囲で様子を見ている
- 身内だけでやりながら様子を見ている
- 閉店時間を早めたりして、やっていけるか様子をみている
募集を止めている(経費的に限界という判断)
- モノの値段(原料・仕入れ・配送・他諸々)が上がって募集を見合わせている
- 賃上げ(継続的に、しかも大幅に上げている)しているが応募がないので募集を見合わせている
対策を打っている(人手に 頼らない方法へ)
- スポットバイト(タイミーなど)を利用している
- 外国人雇用を取り入れている
- 人手に頼らず、機械化で省人化に動いている
etc.…
つまり、多くの企業が人手不足に悩みながらも『先行きに対する不安』がどこかで求人抑制という心理的なブレーキを踏み、様子見を含めた対応などギャップとして表れているかもしれません。
これが、「人手不足なのに求人が減る」という現象の、一つの正体ではないでしょうか。
顧客の声から見える課題
会社の規模、業界、業績、社内体制などにより、抱えている課題も、考え方も様々だと思います。
そのような中、最近聴いた顧客の声でも、
「また最賃上がるよね…」
「今日来る予定の子が来てないよ…」
「採用してもすぐ辞めるしね…」
という切実な悩みに、採用をお手伝いする私たちとして何ができるのか、求められているのかを再考しなければいけないと感じています。
物価高騰や賃金上昇は私たちにはコントロールができない世の中の流れです。
私たちにできることは、求人企業(職場)に共感した応募者が増えること。
それが「求人者と求職者」双方から求められている。
そこに応えられるサービスを企画してまいります。
共感される求人へ
次回以降も、求人市場の今をフカボリしていきます。
このブログが、ちょこっとでも、課題解決のヒントになりますように。
自社では、募集条件の整備に加え、職場の制度やスタッフのインタビュー等を交えて、職場の特徴・雰囲気に「共感」した応募が増えるよう、「特別取材プラン」(https://media-guide.jwarm.net/?page_id=3591)もありますので、求人の際にはご検討ください。
求人の動き【就業地別】
| 8月比較 | 2025年 | 2024年 | 2023年 |
| 月間 有効 求人数 | 29,137 | 31,579 | 32,390 |
| 新規 求人数 | 9,995 | 11,242 | 10,739 |
| 正社員 (新規) 求人数 | 4,062 | 4,670 | 4,211 |
| パート (新規) 求人数 | 3,382 | 3,760 | 3,768 |
「労働市場の動き」(2025年)資料より
8月(8月前年同月比)
- 月間有効求人数:
△2,422人(△7.7%) - 新規求人数:
△1,247人(△11%)
※有効求人は、22カ月連続マイナス
ジェイウォーム「特別取材」とは
「求人webサイト」での仕事探しは、自分の希望条件で検索するのが主流です。その場合、希望条件(賃金・休日・勤務時間など)にマッチする情報が表示され、条件を比較しながら応募先を検討することになります。「特別取材」では、職場の「制度・研修体制・先輩インタビュー等」で、職場の雰囲気を伝え、信頼感や安心感を高め、求人者と求職者の「共感」を作り出し、応募の後押しをしていく企画です。
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https://media-guide.jwarm.net/?page_id=3591



