セラピストってどんな仕事?資格は必要?紹介します
沖縄の求人メディア『ジェイウォーム』の『おシゴト豆知識』
更新日:2019/09/18

この記事の目次
皆さんは「セラピスト」と聞いてどんな職業の人を思い浮かべますか?人それぞれイメージする人は違うかもしれませんね。それもそのはず、セラピストという仕事は実にさまざまなのです。
セラピーの意味
私たちがよく耳にするセラピー(therapy)は、直訳すると治療や療法という意味になります。ただ、医療でいうところの治療とは異なり、薬や外科的手術は行わずに心身の状態を良くするのが目的です。
セラピストの種類と仕事内容
冒頭でも述べた通り、一言にセラピストといっても種類があるのですが、大きく「体に関するセラピスト」と「心に関するセラピスト」に分けることができます。
体に関するセラピスト
- アロマセラピスト
- 植物の葉や花などから抽出した精油を使い、芳香療法を行います。カウンセリングでお客さまの状態をうかがい、香りによるヒーリング効果でストレスや体の不調をやわらげていきます。
- リンパセラピスト
- リンパマッサージを行う人のことで、マッサージにより体内にたまってしまった老廃物や不要なものを体外に排出します。むくみなどを改善し、スッキリとしたボディラインやフェイスラインに導きます。
- リフレクソロジスト
- あまり聞き馴染みがないリフレクソロジストは反射療法を行う人のことです。私たちの足の裏や手のひらには「反射区」といって全身の臓器や器官とつながる末梢神経が集中している場所があります。そこを刺激することによって体の不調を改善していきます。
- 理学療法士
- 理学療法士は、ケガや加齢などによって身体機能が低下した人のリハビリテーションを行う人です。
- あん摩マッサージ指圧師
- 手のひらや指を使って血行の流れを良くし、体の痛み、コリを改善します。
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心に関するセラピスト
- 臨床心理士
- 臨床心理士は心理的な問題を抱えたクライアントに対して、面談や心理検査を行い、その結果をもとに心理療法を行います。クライアントサポートをすることはもちろんですが、クライアントの家族や職場の人など、周囲の人へのサポートもします。
- カラーセラピスト
- カラーセラピーは色を使った心理療法です。カラーセラピストは、心身の状態に合わせて取り入れると効果的な色の提案などを行います。
- フラワーセラピスト
- フラワーセラピーは花を使った芸術療法になります。花の持つ鮮やかな色、ほのかな香りなどに触れてもらうことで、心を和ませ、心身のバランスを整えます
セラピストに資格は必要?
上記のセラピストになろうと思ったら、取得しなければいけない資格・取得したほうが良い資格がありますので、ご紹介します。
国家資格
- 理学療法士
- 理学療法士は国家資格になります。養成校で3年以上学び、必要な知識や技術を身に着けることが受験資格です。法律で、人の体に触れて医療類似行為を行う場合は医療系の国家資格が必要であると定められています。
- あん摩マッサージ指圧師
- あん摩マッサージ指圧師も国家資格の一つです。文部科学大臣または厚生労働大臣認定の大学・短大・専門学校といった養成施設で3年以上学び、必要な知識や技術を身に着けることが受験資格です。独自の判断でマッサージを行えるのは、この資格を保有している人かもしくは医師のみです。
民間資格
- アロマセラピスト
- アロマセラピストに関係する資格は数多くあります。その中でもアロマセラピートリートメントやコンサルテーションを実践できる能力があることを示すのが、公益社団法人日本アロマ環境協会が認定する資格「アロマセラピスト」です。精油の専門知識はもちろんですが、解剖生理学や皮膚科学に関する知識なども必要となります。
- 臨床心理士
- 指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を満たした方、臨床心理養成に関する専門職大学院を修了した方などが認定心理士の資格試験を受けることができます。合格率は6割ほどでそこまで低くない印象ですが、大学院に進んで専門的に学んでいる方たちが受けてこの割合なので、なかなかハードルが高いです。あくまで民間の資格なので、取得しなくても臨床心理士として働くことはできますが、資格の有無で採用率は大きく異なります。
まとめ
いかがでしたか?セラピストとして仕事をするためには、専門的な知識や技術が必要となってきます。資格がなくてもなれるものは多いですが、安心・安全に業務を行う上では取得しておいて損はないと思います。
セラピストのもとに来るお客様は、自分の心や体に不調を感じています。そうした人を癒すためには技術ももちろんですが、明るいあいさつ、笑顔、優しい話し方など接し方も非常に重要になってきますので、接客態度においても勉強しておくと良いでしょう。