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第9回 高校生「働くヒト」写真コンテスト

グランプリ

作品タイトル「いらっしゃい!」
■作品タイトル
「いらっしゃい!」
■受賞者
堀田 愛里 さん
沖縄県立知念高等学校 3年
■撮影場所
昭和博物館(与那原町)
■作品説明
帰り道にある昭和博物館のご主人を撮らせて頂きました。
店の中には初めて見る物やおばあちゃん家で見たことがあるようなものがたくさんあり、ご主人もとても優しく、たくさん昔の話をしてくれました。
またご主人のお話を聞きに行きたいです。
■受賞者の声
通学路の途中にある店で、いつも気になっていました。
撮影させてもらえないかと勇気を出して相談に行きましたが、
店主のおじいちゃんが優しく迎えてくれただけでなく、面白い話もたくさん聞かせてくれました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

恐らくご主人が趣味で集めた品物がほとんどで、売り物として陳列してるものではないだろうなと思いました。
全体的に古めかしい品物が並び、落ち着いた色合いの中、中央にある青地で赤く書かれた「おふろやさん」の暖簾が眼に飛び込んでくる面白い作品です。

有限会社 かかず純マーケットデザイン社 代表取締役
嘉数 純 さん

被写体から引いて撮ることで、古めかしい品物が並んでいる店内全体の様子がよくわかるのに加え、光の入り具合がとても良く、レトロ感を上手く引き出せています。
構図を含め偶然ではない、計算された完成度を感じさせる作品だと思います。

アップルフォトスタジオ代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん

全体的に明るさを落としたことで、店内の雰囲気が引き出せているのと、それに囲まれている店の御主人のにこやかな表情が素敵な写真ですね。
ご主人がまるで店内のアンティークの一つになって楽しんでいる様に感じました。

準グランプリ

作品タイトル「テスト範囲を聞き逃す」
■作品タイトル
「テスト範囲を聞き逃す」
■受賞者
山内 優輝 さん
沖縄県立知念高等学校 2年
■撮影場所
沖縄県立知念高等学校(与那原町)
■作品説明
12時45分頃、日常的に受けている授業にあえて注目して撮影してみました。
普段は一人の生徒として、ただ授業を受けているだけでしたが、先生の立場からするとまた別の見方で見ることが出来て面白かったです。
授業もあと数分ということで別のことを考えてボーッっとしていたり、昼食のことを考えていると思われる生徒を見ると、先生に対し少し失礼かとも思いますが、先生も昔のことを思い出すのかなと思いました。
■受賞者の声
実は授業中に許可を貰ってよく写真を撮らせてもらっています。
授業に集中しないといけないのですが、撮影しはじめたらそちらに集中してしまいますね。
構図は狙って撮影しました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

「働くヒト」写真コンテストで教師を題材とした作品はいくつかありましたが、何といっても構図が奇抜ですね。
授業中の撮影だと思いますが、生徒を挟んで先生と黒板いっぱいの文字、そして上段の時計と情報がかなり詰まっている作品で楽しい作品です。

有限会社 かかず純マーケットデザイン社 代表取締役
嘉数 純 さん

写真撮影するにあたり大事なのは「見る側」を意識し、何を伝えたいか明確に表すことだと思います。
この作品では手前の生徒らをぼかし、奥の教師にピントを合わせる事で、効果的に目立たせています。
広告ではよく使われる手法ですが、上手く表現できてますね。

アップルフォトスタジオ代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん

同じ空間にいながら、授業を受ける生徒、生徒に授業を教える教師、そしてカメラに集中する撮影者。
三者三様の不思議な空間が生まれている作品です。
作品コメントも面白く、タイトルでオチまでつけていることにもセンスを感じさせる作品です。

優秀賞

   作品タイトル「憩いの場」
■作品タイトル
「憩いの場」
■受賞者
井口 咲幸 さん
沖縄県立浦添工業高等学校 2年
■撮影場所
自家焙煎珈琲 みちくさ(本部町)
■作品説明
本部町の市場にあるカフェを経営している夫婦の写真です。
市場の他のお店の人や観光客の人を笑顔で迎え、笑顔で会話をしていました。
色々な人が集うこのカフェはその人たちの憩いの場なのだと思いました。
■受賞者の声
本部町の市場にあるカフェで忙しそうな中、
ニコニコと笑顔で接客している姿が「働いている」よりも
「お仕事を楽しんでる」という感じが伝わってきてとても素敵だと感じました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

この作品の素晴らしい所は被写体のご夫婦の笑顔はもちろんのこと、撮影している受賞者の存在も感じられる所です。
終始ニコニコお客さんと接し、癒しと安らぎを提供してくれるご夫婦の姿を見て、働くことの素晴らしさを感じたのでしょうね。

有限会社 かかず純マーケットデザイン社 代表取締役
嘉数 純 さん

一次選考の時からこの作品はこのコンテストで入賞するべき作品だと感じていました。
仕事には喜怒哀楽さまざまな表情があり、真摯に業務に取り組むほかに、喜びや楽しさも感じているはず。この作品はその表情を上手く切り取った作品だと言えます。

アップルフォトスタジオ代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん

作品から「安心感」や「やすらぎ」を感じてしまうのはやはり素敵な「笑顔」ですね。
必死にひたすらに仕事に打ち込むのではなく、自分らしさを追求するような職場環境で働く方が増えていると最近感じます。

優秀賞

作品タイトル「最後だから!サービス!」
■作品タイトル
「最後だから!サービス!」
■受賞者
中村 航大 さん
沖縄県立沖縄工業高等学校 1年
■撮影場所
第一牧志公設市場(那覇市)
■作品説明
第一牧志公設市場が閉店する日に最後の船盛りを作っている所を撮りました。
最後の日の最後の船盛り造りとあって、とても気合が入ってる様に見えるところがポイントです。
■受賞者の声
公設市場の最終日の様子を撮影していた時、
人だかりができている場所があるので覗いてみたら、
本日最後の船盛りを作っているというのでお願いして撮らせてもらいました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

影や明るさなどを意識して撮影するような「ポートレート」とは違い「完成度の高いスナップ写真」という印象の作品です。
被写体である男性の長年活躍してきた場所が終わる寂しさと、新しい場所に移ることへの不安とワクワク感が滲み出てる様な作品です。

有限会社 かかず純マーケットデザイン社 代表取締役
嘉数 純 さん

いろいろな小道具が所狭しと並んでいて、場合によっては暗くなりがちな店内を明るく纏めている作品ですが、「今日が最後」というイメージが作品から伝わりにくかった点が惜しかったです。
伝える情報を意識することでもっと良くなると思いますよ。

アップルフォトスタジオ代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん

食材が豪華でサービスしすぎでは?と感じましたがコメントを見て合点がいきました。
中央の船盛りとテレながらも笑顔で撮影に応じてくれている被写体の姿が印象的ですね。これからの作品に期待しています。

特別賞

 作品タイトル「炎天下の下で」
■作品タイトル
「炎天下の下で」
■受賞者
儀間 梨々香 さん
沖縄県立浦添工業高等学校 3年
■撮影場所
一日ばしモータース(八重瀬町)
■作品説明
炎天下で、黙々と目の前の作業をこなす。
どんなに暑くても、決して作業する手を止めないその姿はとても格好良かった。
今日も汗を輝かせながら一生懸命作業し続ける。
■受賞者の声
撮影時はものすごく暑く、工具なども触れないほど熱を持っている中で、
工具を素手で握りしめて作業する作業員の顔のシワ、滴る汗、
力を込める手を1枚に収められるように構図を工夫して撮影しました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

下から上へのアングルで、手元をしっかりと見せることで、被写体がどんな作業を行っているのか分かりやすくとらえていると同時に尊敬も感じさせてくれる作品です。
撮影の技術がとても素晴らしい作品です。

有限会社 かかず純マーケットデザイン社 代表取締役
嘉数 純 さん

仕事を楽しんでこなすことが一番ですが、時には真剣さを求められる場面もあります。
この作品は被写体の表情はもちろんのこと、作業服のシワやほつれ、大きく力強い手の表情、影の入れ方も効果的で真剣さが伝わってくる完成度の高い作品ですね。

アップルフォトスタジオ代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん

「楽しく、明るくお仕事をしている作品」も多い中、被写体の表情は真剣そのもの。
構図やコントラストなど、撮影技術の高さは入賞するに申し分ない作品と言えます。

ジェイウォーム賞

作品タイトル「ベテラン作業」
■作品タイトル
「ベテラン作業」
■受賞者
仲原 花海 さん
沖縄県立浦添工業高等学校 1年
■撮影場所
ホワイト急便
浦添ショッピングセンター店(浦添市)
■作品説明
クリーニング屋さんでタグをひとつひとつ確認して商品を仕分ける作業を撮影させてもらいました。
丁寧なのにとても早くて、きっと長年この作業をしてきたベテランさんなのだと思いました。
■受賞者の声
いつも利用するクリーニング店の店員さんで、
接客時にはいつも笑顔で対応しているのですが、
品物を探すときはすごい真剣な表情になってその切り替わりがすごいなと感じていました。

ジェイウォームからのコメント

クリーニング品のタグを真剣な表情で確認する姿が印象的な作品です。
若者が楽しく笑顔でお仕事をこなす姿も素敵ですが、年季の入ったベテランによる「匠の技」もとても美しいと感じました。
これからも高校生の皆さんがたくさんの「匠の技」を発見し、作品に収めてくれることを期待致します。

新しい視点賞

作品タイトル「笑顔と感動」
■作品タイトル
「笑顔と感動」
■受賞者
玉城 優衣 さん
沖縄県立普天間高等学校 2年
■撮影場所
イオン具志川店(うるま市)
演者:大道芸人 ごーちゃん
■作品説明
パフォーマンスは約20分間という時間でしたが、小さい子どもからお年寄りの方まで多くの人が彼のパフォーマンスを見に来ていました。
これだけの短い時間でお客さんに笑顔と感動を与えられる仕事はほとんどないと思うので、大道芸人という仕事のかっこよさを伝えたいと思いました。
■受賞者の声
普段は何気なく眺めていた大道芸人のパフォーマンスを「お仕事」として見た時、
観客の楽しませ方や盛り上げ方など、
芸の披露以外にも様々なことを考えながら演技しているのだな、と感じました。

審査員からのコメント

沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 准教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション 仲本 賢 さん

これまでたくさんの作品を見てきましたが、回を重ねるごとに高校生の皆さんのお仕事を見つめる視点が少しずつ変わってきているのを感じます。
今回、大道芸人によるパフォーマンスを「笑顔と感動を与える仕事」と捉えたことに撮影者の新しい視点を感じました。
笑顔でパフォーマンスを披露する演者さんの表情も良い作品ですね。