沖縄の活躍者に学ぶ仕事術 タイシロウ【自分スタイルで切り拓く働き方】

沖縄の活躍者に学ぶ仕事術

自分スタイルで切り拓く働き方

タイシロウさんの画像
タイシロウ (ラジオパーソナリティ・メイクマン公式アンバサダー・空間コーディネーター)

「自分に合う働き方って何だろう」。仕事について立ち止まって考える瞬間、ふとそんな疑問が浮かぶことがある。
ラジオやテレビ、空間づくりの現場で活躍するタイシロウさんが語るのは、「好き」を起点にキャリアを広げてきた等身大の仕事論。
その言葉の数々には、明日を前向きに考えるヒントが詰まっていた。

「好き」と行動で道を切り拓く

「仕事の主軸は何ですか?」
タイシロウさんは、少し照れたように笑いながらこう答えた。
「全部ですね。ラジオもテレビも、空間づくりも、アンバサダーの仕事も。どれも全部本気です」。
ラジオパーソナリティとして10年。夕方の生放送番組は5年目。テレビ番組のMC、メイクマン公式アンバサダー、空間コーディネーター。
肩書きは多彩だが、タイシロウさんの中では一本の線でつながっている。
「現場が変わるたびにスイッチ入れ直す感じじゃなくて、そのままの自分で行くだけなんですよね」。
スタートは音楽活動。そこから声がかかりラジオの世界へ。DIYや空間づくりが評価され、次の仕事につながった。
振り返ると、いつも「好き」を続けた先に、仕事が増えていた。

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「ちゃんとしなきゃ」から「自分らしく」へ

20代の頃はとにかく必死。
「正直、めちゃくちゃ肩に力入ってました。ちゃんとやらなきゃ、失敗したら終わりだなって」。
しかし30代後半となった今、意識しているのは、いかに自然体でいられるか。「今は「どう見せるか」より、「どう自然体でいられるか」。そのほうが結果的にうまくいくんですよ」。
ラジオでもテレビでも、気取らず、普段の自分のまま。だからこそ、ゲストと、すっと距離が縮む。その反面、準備は徹底しているという。
「放送に使うのは1割くらい。でも準備しないと、質問も広がらないし、興味も持てない。それって声に出ますからね」。
ちゃんと相手を見ているか、という姿勢。その温度は、リスナーにも伝わると感じているそうだ。
会話で意識していることは、ゆっくり話すこと。急ぐと相手も緊張する。だからペースを落とす。
マイクがオフの時間には、あえてプライベートの話題を振ることも。趣味や出身地の話をしながら、少しずつ距離を縮めていく。共通点が見つかると、その人の輪郭が一気にはっきりするそうだ。

頭の中で8割つくる

仕事の進め方を聞くと、すぐに出てきたのが「シミュレーション」という言葉。
「ラジオもテレビも、最初から最後まで一回全部イメージします。特に空間づくりは、8割がこれ。パソコンで完成イメージを細かく描き、寸法を決め、素材を考える。現場はほぼ作業で、組み立てるだけ」。
現在挑戦中の民泊づくりは、設計から施工までほぼ一人だという。
「不安になりますよ。これで合ってるのかなって。でも、まずは全部出し切ってみる。できないところが出たら、その時考えたらいいかなって」。
この考え方は、仕事探しや新たな挑戦のときにも役立ちそうだ。
誰もが一度はぶち当たる壁、「迷い」。そのときこそ「自分で動きながら考える」ことが大切なのかもしれない。

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経験が導いた、自分スタイル

これまでのキャリアの中で、空間コーディネートの仕事で強く印象に残っている現場がある。職人たちが緊張感をまとい、予算と工程に向き合う大規模な建設現場だ。「毎日、大きなものに立ち向かう緊張感があって。「あ、自分はここじゃないな」って気づいたんです」。
ものづくりは好き。でも、もっと自分に合うやり方があるはず――。その気づきが、今の「自分スタイル」での働き方へとつながっていった。
空間コーディネートの仕事は、学校で学んだわけではない。知人の現場についていき、見て、聞いて、やってみて覚えた。
経験は、今の民泊づくりにもつながっている。ゼロベースからスタートし、久しぶりに「初心」を思い出させてくれた。
「最初は純粋に面白そうっていう気持ち。でも仕事になると、当然相手のニーズがある。そこに自分の色をどう入れるか…僕は「個人をインストールする」って呼んでます」。好きだけで終わらせない。でも、自分らしさは消さない。そのバランスこそが、仕事の面白さであり、難しさでもある。

タイシロウさんの画像
ガレージは、没頭できる、自分に戻れる場所。

人とのつながりがチャンスを運ぶ

40代を目前に、30代で特に大きかった学びは、「仕事のチャンスは人が運んでくる」という先輩の言葉だと振り返る。
意識的に外に出て、人に会ったそうだ。
「一人行動も全然怖くないですよ。ふらっと動いた先で、つながることも多いです。飲みに行ったり、イベントに顔を出したり」。行動しないと、何も始まらない。
そうした関係づくりの積み重ねが、新しい仕事や挑戦へとつながっていった。
また、沖縄らしい人との距離の近さも大切にしている。
「どこ出身ですか?って聞いて、共通の知り合いが出てきたら一気に縮まりますよね。あれ、最強です」。
人と会い、話し、興味を持つ。その先でしか得られない、次のチャンスがある。

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「とりあえず人に会ってみる。それだけで、景色変わりますから」と話す、タイシロウ

自然体で働き続けられる源

一般的に語られる「ワークライフバランス」という言葉に、タイシロウさんは少し違う感覚を持っている。
外に出れば常に「タイシロウ」として見られる立場だからこそ、仕事と私生活を無理に切り替えるのではなく、どちらも自然体でいることを大切にしている。
多忙な日々を支えているのが、ご家族の存在。「好き勝手やらせてもらってます。本当に感謝ですね」。
子どもと過ごす時間は、何よりの癒やし。けれど、頭の片隅では次の空間づくりのことを考えてしまう。「僕にとってはそれが休みですね」。
趣味のキャンプやDIY、ガレージいじりは、気分転換でありながら次の仕事のアイデア源にもなる。
何かに行き詰まったら、別の分野に頭を切り替える。複数の興味を持ち続けることが、結果として長く働き続けるエネルギーになっている。
自然体で興味の赴くままに、まず動いてみる。その先に、自分らしい仕事や出会いがある。
タイシロウさんの仕事スタイルは、仕事に迷う人の背中をそっと押してくれる、ヒントになる。

就活・お仕事を頑張るあなたへメッセージ!

もし今、働き方に迷っているなら――。
好きなことを書き出してみてください。
気になる場所に足を運んでみてください。
誰かと話してみてください。
その先に、あなたの“次の仕事”がきっと待っています。

【タイシロウ】 Profile

職業・肩書き ・ラジオパーソナリティ
・メイクマン公式アンバサダー
・空間コーディネーター
・「THE BARCOX」パーカッション、ドラム担当
誕生日 11月9日
出身地 浦添市
趣味 キャンプ、ファッション、DIY、家具屋巡り、ガレージいじり
好きなこと 昼寝、最新キャンプギアチェック、いい音楽探索
苦手なこと 幽霊的なもの全般
Instagram tai_higa

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